【岐阜出身】しろくまちゃんのほっとけーきの作者とは?初の展覧会も開催中!

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子どもたちの大好きな絵本の一つ「しろくまちゃんのほっとけーき」

子どもたちの大好きなほっとけーきが描かれたこの作品は、誕生から40年以上たった今も子どもたちに大人気の絵本です。

ここでは、そんな人気絵本の作者である”わかやまけん”さんについて見ていきましょう!

 

【岐阜出身】しろくまちゃんのほっとけーきの作者とは?

「しろくまちゃんのほっとけーき」で有名な絵本シリーズの作者は、岐阜県岐阜市出身の

わかやまけん”(本名:若山 憲)さんです。

1930年1月29日生まれ、2015年7月17日に亡くなっています。

児童書を主に手掛ける絵本作家でした。

元はグラフィックデザインの方で、グラフィックデザイナーとして仕事をしながらも童画に強く惹かれ、1954年に24歳で上京し1957年の27歳から、月刊誌の挿絵や紙芝居の絵を描くようになったそうです。

1970年に人気シリーズの第1弾「こぐまちゃんおはよう」が刊行され、以後「こぐまちゃん」シリーズ(こぐま社)1970-1973年(4集12冊)、1977年(別冊3冊)が刊行されました。

このシリーズの著者は児童文学作家のもりひさし(森比左志)さん、わだよしおみ(和田義臣)さんと”わかやまけん”さんの3人で、更にこぐま社の代表である佐藤英和さんを加えた4人が企画段階から共同で作った本で、作画はすべて”わかやまけん”さんが行っているそうです。

当時の日本にはまだ「赤ちゃん絵本」というジャンルが存在しなかったことから、2,3歳の子どもを想定して、内容も日本のその年代の子どもの日常生活に沿ったもの、というコンセプトで著されたそうです。

「こぐまちゃん」シリーズはどれも人気ですが、なかでも『しろくまちゃんのほっとけーき』は大好きな人も多いのではないでしょうか?

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ふわっふわのほっとけーき、お手伝いをしながら作るほっとけーき、焼きたてほかほかのほっとけーき、そしておともだちと一緒に食べるほっとけーきは、読んでいるだけで幸せな気持ちになってきますよね!

≪こぐまちゃんシリーズ≫

  • 「こぐまちゃんおはよう」(1970年)
  • 「こぐまちゃんとぼーる」(1970年)
  • 「こぐまちゃんとどうぶつえん」(1970年)
  • 「こぐまちゃんのうんてんしゅ」(1971年)
  • 「こぐまちゃんのみずあそび」(1971年)
  • 「こぐまちゃんいたいいたい」(1971年)
  • 「こぐまちゃんとふうせん」(1972年)
  • 「しろくまちゃんのほっとけーき」(1972年)
  • 「こぐまちゃんありがとう」(1972年)
  • 「こぐまちゃんのどろあそび」(1973年)
  • 「しろくまちゃんぱんかいに」(1973年)
  • 「こぐまちゃんおやすみ」(1973年)

≪別冊≫

  • 「さよなら さんかく」(1977年)
  • 「ひらいた ひらいた」(1977年)
  • 「たんじょうびおめでとう」(1977年)

≪はじめてのこぐまちゃん≫(ボードブック)

  • 「たのしいいちにち」(1994年)
  • 「じどうしゃ」(1994年)
  • 「どうぶつ」(1994年)

 

全国巡回の初の展覧会も開催中!

「こぐまちゃん」シリーズでは、鮮やかな「オレンジ」「黄色」「きみどり」「青」を基調とした色で描かれた数々の名場面は、子どもたちの心に印象深く、大人になっても、大人が読んでも、ワクワク・シアワセな気持ちが湧いてきますね。

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2023年の夏、作者の出身地、岐阜県の岐阜県美術館では、
「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界」展
を開催しています。
 
期間:2023年7月21日(金)~9月24日(日)
 

「こぐまちゃんえほん」の生みの親、”わかやまけん”(若山 憲 1930-2015)さんの多彩な創作活動を探る、はじめての回顧展だそうで、日本各地で巡回で行われる初の展覧会。

「こぐまちゃん」シリーズはもちろん、独特のユーモアあふれる「おばけのどろんどろん」シリーズ、民話をテーマとした絵本や詩集のための挿絵、雑誌の表紙原画、絵本制作の資料など約230点を通し、”わかやまけん”さんの色あせることのない豊かな作品世界を見ることができます。

 

子どもがはじめて出会う絵本」「子どもがはじめて出会うおともだち」、そんなコンセプトで大人たちが真剣に考えながらつくった「こぐまちゃん」シリーズは、その願いの通りになりました。

今もこれからも、ずっとこぐまちゃんは子どもたちのおともだちでいてくれることでしょう!

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